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Coffee Bar 38(みつばち) 武蔵小山にあった伝説の料理屋「北京料理珍宝」の味を10年かけて再現したお店

武蔵小山の伝説の味として語り継がれているメニューの一つに、北京料理珍宝の手羽先というものがあります。

その珍宝の手羽先の味を情熱によって引き継ぎ、現在も武蔵小山で提供してくれているお店が有ります。

そのお店の名前は、COFFEE BAR 38 (みつばち) 

現代によみがえる武蔵小山の味を体験してみてはいかがでしょうか。

 

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武蔵小山に語り継がれる北京料理や「珍宝」のレシピを情熱によって教えてもらった。

この38(みつばち)の売りとなっているメニューの一つに、珍宝から引き継がれた手羽先というものが有ります。

この珍宝は、武蔵小山の後地という地域にお店を構えていました。

 

後地は、地蔵堂の後ろの土地という意味で、この地蔵堂とは、現在はライフ武蔵小山店の入り口横にある朝日地蔵堂と言われています。

 

場所でいうと、現在の清水湯さんの隣にお店を構えていたようです。

人気料理店であった珍宝ですが、店主の体調不良を理由として閉店となったようですが、その人気メニューの一つであった塩手羽先が食べられなくなったことに、多くの人が悲しんだようです。

 

この38(みつばち)の店主もその中の一人でしたが、他の人と異なったのは自分がその味を復活させたい!という強い思いを持った点。

なんと、約10年もの年月を費やし珍宝の店主に通いつめ、レシピを教えてもらい、伝説のメニューを復活させたという事です。

 

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今は存在しないが、渋谷の屯(たむろ)という北京料理店がありました。タムロで修行した野村さんが1960年代に武蔵小山の後地で珍宝を開店し、35年位続けたが、体調不良のため閉店。

私はその珍宝の味が忘れられなく、味を再現することに決めました。珍宝が閉店してから、野村さんにとっては迷惑とは承知のうえ、自宅に手羽、スパイス、焼きそば、タレを作っては試食をして頂き続けました。数年は鼻で笑われていたが10年位して「どうやって作った?その作り方は時間とお金がかかり過ぎる。」とレシピを語って頂きました。レシピのメモを握りしめ、帰り道、前が見えないほど涙が止まらず、自転車を降り感激しました。私は心の中で野村さんご夫妻に誓いました。

「忠実に味を守りますと」

出典:38店内掲示資料

 

 

早起き

 

す、すごい熱意なのだ。武蔵小山に珍宝という名のお店があるのも知らなかったのだ!

 

 

 

 オムオム

 

昔の味を引き継いでいる。という事実だけで食べてみたくなってしまいます。それにしても通い詰めるってすごい根性ですよね。

 

 

 

 

伝説の手羽先は塩手羽先。冷えても美味しいのが特徴です。

この38(みつばち)が復活させた手羽先を堪能したいのであれば、オーダーするのは、「塩手羽先」になります。

 

塩手羽先は、冷えた状態で出されるのですが冷えているからこそ鳥の味のごまかしがききません。

強烈な塩と旨味成分の調味料にまぶされており、これはビールにあう手羽先だなと食べてみて思いました。

 

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料金は120円と安価ですし、ランチタイムの利用でも単品追加オーダーできるのはうれしいポイントです。

 

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店主の方からのアドバイスで、「手羽先は手で持って食べたほうがおいしいですよ」と一言伝えられます。

手の汚れを気にされる方にも安心なのが、うれしいことにフィンガーボールも用意されている点。これなら、手の汚れを気にせずガブガブと手羽先を手で持って食べることができます。

 

早起き

 

手羽先にかぶりつく、オムオムは化け物そのものなのだ!でも美味しそうに食べていたのだ!

 

 

 

 

ランチは3種類。すべて850円なので利用しやすい価格帯。

38(みつばち)のランチは3種類。すべて850円という価格設定です。武蔵小山の中ではうれしい価格帯です。

 

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この日は、鶏肉が乗せてあるご飯と、豚肉が乗せてあるご飯をオーダーしてみました。どちらも濃いめの味付けが美味しいランチでした。

もう一つのランチメニューは「焼きそば」です。

この焼きそばこそ、珍宝から受け継いだもう一つのメニューなので、歴史を感じたい方は、手羽先とこの焼きそばを食べると一度の来店で二度歴史を感じることができます。

 

 オムオム

 

焼きそばには、卓上にある万能タレを合わせて食べたりします。これもまた美味です。

 

 

 

入ってみないと分からない。38(みつばち)が謎なお店な理由。コーヒーと手羽先と宝石のお店には理由があった。

 

伝説の手羽先を再現しているという、すごくお店の売りになるポイントがあるのに38(みつばち)には、なかなか入りづらかったりします。

その大きな理由が、お店の看板を見ても何のお店かわかりづらいためだと勝手に考えています。

お店の外観を見てみると、

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  • Coffee Bar 38 という事で、コーヒーのお店だという情報
  • 手羽できました!と手羽先も置いてあるお店だという情報
  • 宝石職人います。 という上の二つの情報をかき消すパワーワード

この3つの情報が同時に頭に入ると、何のお店だか判別がつかなくなり躊躇してしまいます。

しかし、安心していただきたいの結論、すべてのお店だというだけなのです。

 

お店の公式HPに答えがあります。

 

俺は幻の手羽先と焼きそば作っては野村さんに持参し味見をして頂いた
10年ほど通って野村さんに伝授して頂きました
その味と俺の親父が作り続けた水出しコーヒーをおすすめしています

 

出典:38(ミツバチ)公式HP

 元々、店主が行っていたのが親父さんと一緒に水出しコーヒーのお店。その後、珍宝のレシピを伝授され手羽先が追加。宝石は職人として活躍されてもいるので店主の方が加工できる。

という事でした。

 

秘伝の味は、手羽先だけでなく水出しコーヒーもだったというわけです。

 

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少し変わったお店ですが、店主の方は優しいですし、ワンちゃんも一緒に入れるお店ですし、武蔵小山の歴史を感じることが出来るメニューも有りますし、是非利用してみてほしいお店です。

 

Coffee Bar 38(みつばち)の店舗情報

■武蔵小山にあった伝説のお店の味を引き継ぐお店

店名:Coffee Bar 38(みつばち)

住所:東京都品川区小山3-5-7-103 

営業時間:

月曜~土曜 11:30-22:00

日曜定休日